祝！Super8 復活！

興味のない方々には全く共感されないとは思うが、老舗のフィルムメーカー・KODAK-コダック-社が、フィルム(写真用及び動画用)を復活させたというニュースをFacebookのタイムライン記事で見つけ、私は個人的に歓喜した！

デジタルカメラ全盛のこの時代にあって(個人的にも)信じられない話ではあるが、かつて婚礼スナップは35mmフィルムで撮影され、お客様にネガフィルムとプリントを差し上げていた。当時からフィルムのメーカーといえば(大雑把に云えば)アメリカのKODAK社と日本の富士フィルムの２社だった。私も日本人の１人としてメイド・イン・ジャパンである富士フィルムの35mmフィルムをご贔屓にしたいところではあるが、個人的にKODAK社製フィルムの発色に惚れ込んでいた。そんな縁でプライベートで写真を撮る時にも好んでKODAK社のフィルムを使い続けていた。

更に私がサラリーマン・フォトグラファーとしてフィルムで写真を撮っていた頃から遡ること十数年前、京都の芸大で写真と映像(当時はHi8というビデオ)を専門的に学ぶ学科だった学生時代、当時としても滅びつつあるメディアだった動画用(または映画用)8mmフィルムを好んで使用していた。しかし当時はKODAK社のカセット型8mmフィルム・Super8を現像してくれる現像所が日本国内では数が限られていし、私が暮らしていた京都や近県にSuper8を現像してくれる現像所はなく、当時の私が撮影・現像持ち込みに対応出来たのは富士フィルムのシングル８というカセット型8mmフィルムのみだった。

更に更に私が山口に帰ってきて数年経った頃(現在から４年近く前になるか)、Web上で偶然見つけた東京のレトロエンタープライズというお店でKODAK社のSuper8フィルムを販売・現像してくれると知り、学生時代の“熱い想い”が蘇って思わずオークションサイトでSuper8カメラを落札し、すぐさまテスト撮影したフィルムが下の動画である。

その頃(だいたい４年前)でもKODAK社はフィルムの生産を中止し、デジタルに移行すると発表していた。学生時代に体験した、あの味のある映像が未来永劫撮れなくなってしまったと諦めていた矢先の復活だっただけに、私の感動はひとしおだった…